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ジャズと写真はちょっと似ている?? [コラム~アートで心豊かな生活を]

先日、開催中の写真展を見る為にお越し下さった、こちらも兼業写真家のお客様と展示作品をご覧になりながらお話ししている中に、
「写真ってどうしても絵画より低く見られがちで・・・」
と言う話が出ました。

個人的にはそう思ったことがなかったのですが、驚きとともに良く考えてみると、確かに「芸術」という分野では一般の方からは一部そう思われるフシがあるかもしれない。

カメラの技術はどんどん進化して(いることが良いかどうかは置いておき)、メーカーは誰が撮っても”ある程度の”写真が撮れることを目指すことが多いように思う。
そして”趣味”の世界ではカメラ人口は年々増加傾向にあるのだと聞いたこともある。
写真を愉しむ人が増えること自体はイイコトではないかと確かに思う。

それが「芸術」における写真の地位!?を低くしているのか???

そんな話を閉店後にマスターと話していたところ
「歴史が浅いからじゃない?」
と言う意見が出ました。

確かに、絵画は有史以前から壁画などにも見られていたけれど、写真は最古と言われる物でもたかだか200年にも満たない。
そこでふと思う。

写真とジャズってちょっと似ている??

ジャズの歴史も100年あまり。クラシック音楽に比べれば最近の話と言える。
・・・とすれば、絵画はクラシックってこと??

音楽の専門家ではないので正確なところは分かりませんが、歴史の面でも、技法の面でも、写真はジャズ・絵画はクラシックと喩えられるかもしれません。

写真はその場にあって刻一刻と変化している「今」を切り取っているもの。
絵画はある技法に基づきキャンバスの上でより「完成」を目指して表現しているもの。

即興を主とするジャズと
譜面を主とするクラシック。

そしてその型を破り進化しようと模索し生まれる現代アート、現代音楽へと続いている。

今の時代、手軽にはじめられると言う意味でもジャズと写真は似ているのかもしれません。
最近のカメラであれば誰でもある程度の写真は撮れる。ジャズも楽器があればある程度のジャズ”風”音楽は奏でられる。
一方クラシック音楽はそれなりの学校へ通わないと出来ないと思うところが、絵画とも似ているようにも思います。特に油彩はそうでしょうか。

もちろん写真・絵画も、音楽も、プロとアマで積み重ねの違いがあるわけですが、それは主題ではないのでここでは省略。

ただ、
冒頭の「写真は絵画より低く見られがち」と言う意見も、写真と絵画の関係性がジャズとクラシックと似ているところなのかもしれない、とふと思いました。
音楽を聴くことにおいても、ジャズはクラシックより低く思われがち、なこともジャズライヴを開催している立場からすると多少感じるところでもあります。

どのジャンルの芸術でも人の好みはそれぞれ。何が良くて何が悪いと言うことではありません。
ただ、もし本当にAよりBの方が価値が高い低いとイメージだけで決められてしまっているのであれば残念だな、と。

何はともあれ、写真も絵画も、ジャズもクラシックも、もちろん他の芸術もですが、生み出す人もそれらを享受する人も全ての携わる人々が誇りを持って携われると良いなと思っています。
それには自分がどう感じているかを自信を持って感じ取ってゆけること。自分の感性を磨くこと。

私たちの店で提供するアート・音楽・文学・食文化の面から、自分の感性を磨くことをお手伝いしてゆきたい、と改めて思った出来事でした。

そういえば、お客様で写真家の先生がジャズが大好きで、それが高じて写真家仲間で昔ジャズバーを作ったのだと聞いたことがあります。また超大物ジャズプレイヤーを数々カメラに収めてきた某有名写真家の先生も老舗のジャズクラブ経営者でした!写真とジャズ・・・実は惹かれ合い響き合う関係なのかもしれませんね。今度お目に掛かったらそんな話も聞いてみようかな。

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もうすぐ終了『岩田凰瑚 写真展 ”沖の小島に波の寄る見ゆ・・・”』11/29(火)17:00まで。 [開催中の展示会情報]

先週の雪からすっかり気温が冬仕様になりましたね。
さて、11月1ヶ月間当店の壁面を飾ってくれた岩田凰瑚氏の写真展は11/29(火)17:00までとなります。
作家の岩田氏は本日15:00~18:00まで在廊されます。本日が会期中最後の在廊予定ですので、お話をお聴きになりたい方、会ってみたいと言う方はぜひご来場下さいませ。

今回の写真展では、
“絵みたいですね”
と良く言われました。

確かに、長時間露出で流れるように写し出された滝や波の様子が遠目に絵のように見えるのかもしれません。

でも、絵と違うのはその色調の段階に圧倒的な差があるということ(・・・と言う言葉が写真用語として正しいのか分かりませんが)。
モノクロ、とは簡単に言ってしまえば白と黒という2色だけで表現されているものなのですが、前の記事でも書いたとおり、その中にどれだけ「色」が見えてくるか、と言うのがモノクロの面白さなのかと自分では思っています。それが見える作品が好きです。

岩田さんの写真をジーッと見ていると、その白と黒の間にこれだけの色があるのか、と気づきます。
人の目ほどすべての情報を取り込むことは出来ないまでも、目から入った情報を脳で処理する段階で省かれてしまう「なかほど」の情報がしっかり取り込まれている。だからこそ「色」を感じるのかもしれません。

それとそのディーテイル。
波のしぶき一粒一粒や、雲の千切れた形跡、凪いでいる水面にあたった光の一ひら一ひら。

こういった情報が、自分の心の中に仕舞われた記憶を感情として思い出させるように思います。

今日は11月最後の日曜日。
ぜひゆっくりとじっくりと写真に向かい合える時間を過ごしていただけたら、と思います。

『岩田凰瑚 写真展 ”沖の小島に波の寄る見ゆ・・・”』は11/29(火)17:00まで開催します。

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今日明日は作家在廊します『岩田凰瑚 写真展 "沖の小島に波の寄る見ゆ・・・"』@ガレリアカフェユウ [開催中の展示会情報]

11月も半ばを過ぎました。いよいよ年の瀬が迫って参りましたね。

開催中『岩田凰瑚 写真展 "沖の小島に波の寄る見ゆ・・・"』も折り返し地点を過ぎ、後半に突入しました。
本日、明日と作家岩田氏が在廊されます。15:00~18:00頃まで。この機会にぜひお立ち寄り下さい。

私は最初に勤めた会社がカメラメーカーだったこともあり、写真には少なからずご縁があり、日本人のみならず海外の写真家の作品展には何度か足を運びました。
そんな中で自分が好きな写真には共通点があるようです。
それは・・・モノクロであること。白と黒という二色の中にも色が見えてくること。そして、その場面場面を静止画像として切り取った写真の中に”静と動”を感じること。この”動”は必ずしも被写体の動きと言うことではなく、作家もしくはそれを観た自分の中の”心の動き”を感じられるということ。

今月展示中の岩田氏の写真にはこの三つの要素を感じています。

岩田氏は3年前まで多摩川付近にお住まいで、被写体は専ら多摩川河川の動かぬ石たちでした。
しかし、この石たちも、その場に”居る”まではそこではないどこかからやってきている。それは永い永い年月をかけて風や水の流れや誰かの手によって運ばれてきた。”静”の中にそんな”動”を感じる作品でした。

そして今、鎌倉に居を移した岩田氏が毎日向かい合うのは「海」。
留まることを知らず、絶えず動き続ける大自然、海。

相対する被写体は今までと真逆の動き続けるものになった今、岩田氏の作品はその”動”を切り取っていながら”静”を感じさせるのです。
しかしながら、そこには確かに”心の動き”がある。

それを観る私の中にも、美しいものを美しいと感じ、そこに繰り広げられる生命の営みを愛おしいと感じ、大自然の偉大さに畏敬の念を感じる”心の動き”が生まれてくる。

本当に見応えのある写真展です。

『岩田凰瑚 写真展 "沖の小島に波の寄る見ゆ・・・"』は11/29(火)17:00まで。

岩田氏の今後の在廊予定日
11/17(木)
11/18(金)
11/26(土)
11/27(日)※未確定
いずれも15:00~18:00頃までの予定です。

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本日スタート『岩田凰瑚 写真展 "沖の小島に波の寄る見ゆ・・・"』11/1(火)~11/30(火)@Galleria Caffé U_U [開催中の展示会情報]

11月の「Galleria U_U」は、写真家 岩田 凰瑚さんの個展を開催致します♪

鎌倉に居を移した岩田さん。
海と近接した場所で暮らしている中で、毎日、海に出るとどこかしらにハッとされるそうです。
それは海そのものであったり、空であったり、太陽であったり、それに関わっている人や動物たちなど。
海辺で海の水に足を浸し、波に晒される不思議な感覚、広大な景色を目の前にしたときの開放感・・・。
そんな場面場面を、岩田さんの記憶に刻むのと同じようにカメラに収めてきた作品。

そこでその時に撮った風景。
でも、もうそこでは見られない風景。
それが「写真」の魅力でもあります。

作品は、すべてデジタル一眼レフで撮影したモノクロプリントで、古典的なフレスコ画のしくみを利用した印画紙を使ってのプリントです。

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展示は29日(Tue)まで開催致します。
岩田さんの在廊日は下記の通りです。

<作家在廊予定日>
11/1(火)15-17時
11/5(土)15-18時
11/12(土)15-18時
11/18(金)15-18時
11/26(土)15-18時
最終日は11/29(火)17:00までです。
その日の最新情報はFacebookページまたはTwitterにてお知らせしていますので、そちらをご覧ください。

Facebookページ
 https://www.facebook.com/Caffe.UU/
Twitter
 @U_U_no_mi

※来店の折にはカフェオーダーをお願いしております。

みなさまのご来場をお待ちしております。

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